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MVNOでテザリングって使えるの?

  • お知らせ
2014.12.15

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近年に発売された端末はおおよそテザリング機能が付いています。
Wi-Fiのタブレットをもたれてる方や、PCを持ち運びされている方でちょっと外でネットを使いたいという方では
便利ですよね。格安SIMと言われるMVNOでそれが出来るのか?というのをご紹介します。

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docomo系MVNOのSIM + docomoの端末の組み合わせでは出来ない
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根本的にはMVNOのSIMでテザリングが出来ないわけではありません。

「docomoの端末が余っている」「docomoの端末を使ってデータ通信をしたい」という方はテザリングが出来ません。
docomoでの契約で出来ていて、MVNOのSIMに変えたとたん使えなくなってしまうので、MVNOでテザリングが出来ないんだと
思われる方もいらっしゃいますが、実はSIMに問題があるのではなく、端末の方に問題があります。

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docomoの端末で使えない理由
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さて、通常docomoでの直接契約の場合APN(インターネットで言う所のプロバイダの登録情報のような物)が
「spmode.ne.jp」で接続できるようになっています。ただ、テザリング設定を行うと、なんとAPNが端末側で
「dcmtrg.ne.jp」に変更されてしまいます。

docomoで直接契約の場合では、当然、両方で接続できるので問題はありません。

そもそも、MVNOの場合、それぞれでAPNを設定する必要があり、その接続設定で接続出来ます。
『IIJmio』であれば「iijmio.jp」
『U-mobile』であれば「umobile.jp」など。

ここで問題になってくるのが、docomoの端末の場合、端末側で設定が変わってしまうという点です。
docomo直接でも、docomo系のMVNOでも、同じdocomoのSIMカードですから中身自体は変わりません。
ただ、契約した業者のAPNでの接続設定が合わないとデータ接続が出来ません。

MVNOのSIMを挿して契約した業者のAPNを設定しても、doocmoの端末では仕組み上、
テザリングを利用すると、端末側で自動的にAPNの設定が「dcmtrg.ne.jp」に変わってしまうわけです。

MVNOで「dcmtrg.ne.jp」は使えるようになっていませんから、「データ接続自体出来ない」という自体に
陥ってしまうわけです。

便利なようで以外に不便なもんですね。

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SIMフリー端末ではテザリングは可能
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こうした仕組みが入っていない「テザリング可能なSIMフリー端末」はどうか?
といいますと、テザリングは可能です。勿論端末自体にテザリング機能が無ければする事は出来ません。

docomoの端末を改造すれば、docomoの端末でもテザリング可能にはなるようですが、
そこまでして必要なのか?というのは実際あります。
モバイルルーター用のSIMフリー端末もあるわけですし。

テザリングもちょっとやりながらスマートフォンを安く使いたいという事をお考えの方は、
端末選びで少しお気をつけ下さい。